イタリアTrenitaliaの定期券利用者も遅延などの払い戻しを受けられる件

 

イタリアといえば、列車の遅延や取り消しが有名ですが、遅れた場合に「indennizzo (遅延補償金)」を請求できるということはご存知の方も多いと思います。

それとは別に、通学や通勤で定期を使っている方にもBONUSという形で支給される、ということはあまり知られていないようです。

州によって取り決めが違うようですので、トスカーナ州について記したいと思います。

トスカーナ州のページはここで見られます。

分かりづらいかもしれませんが、遅延や取り消しを数値にしたIndice di Affidabilità(信頼性指標)というのが毎年定められていて、それ以下の数値を出した区間利用者(定期保持者)には払い戻し(というかBonus)があるということです。州をまたぐ定期の場合は計算が面倒になりますが、窓口に行けばやってくれます。

たとえば、トスカーナ州の信頼性指標は2024年は『98%』でしたので、各月、その値を下回るとBonusを申請できます。自動的にもらえるわけではなく、申請した人だけがもらえる仕組みです。3ヶ月以内に申請しなければいけません。

申請は、『窓口』か『Eメール』です。

メールの場合は、Modulo di richiesta Bonus per abbonatiと書かれているところをクリックすると申請書があるので、それをプリントアウトして、記入してメールで提出すると銀行やクレジットカードに払い戻しを受けられるようです。「ようです」と書いたのは、実際に私の家族が実行しているのは、窓口で申請しているからです。

窓口でも、現金ですぐもらえるわけではない(と思う)ので次に利用する切符や定期を発行するときにBonus分を割引してもらうのが便利で確実です。(私の家族も、下記のように次の月の定期を発行するときに、窓口に行って直接その分を割引してもらう方法をとっています)

Bonusがあるかどうか調べるのは、Tranitaliaの各州の専用ページを調べなければいけません。トスカーナでは翌月の25日までに値が発表されます。が、面倒な場合は、窓口で確認できます。たとえば、2月末ごろ窓口に行き、1月分の定期を見せ、「1月分はBonusがありますか(つまり1月の指標は設定値以下でしたか)」と聞くのです。Bonusがあれば、「では、その分を引いて3月の定期を発行してください」と言って、すぐにBonusを使うことができます。

ちなみに、トスカーナ州は指標値以下だった場合20%のBonusがもらえます。時期によっても区間によっても違いますが、2024年の後半はほとんど毎月もらえました(つまり、遅延が頻繁にあったということですね)。


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