日本語教育に使える絵本 その2
日本語教育、継承語教育に使いやすかった絵本を書き留めています。第一弾はこちらのページをご覧ください。
今回もゼロ初級用にぴったりの絵本たちです。
きいろいのはちょうちょ 五味太郎 (Amazon)(楽天)
黄色いものを見つけた男と子が「ちょうちょかな」と思ってちかづくとちがうものがあり「ちょうちょじゃない」という場面が繰り返し出てくるので、「〜じゃない」の形が自然に覚えられます。五味太郎さんのとっても楽しい仕掛け絵本なので、おすすめです。かお かお どんなかお 柳原良平 (Amazon)(楽天)
シンプルな絵なのにわかりやすい表情で、おこった、わらった、うれしい、かなしいなどの感情が覚えられます。最初に、め、はな、くち、ということば、ひとつ、ふたつ、という数え方も出てきます。コロちゃんはどこ? エリックヒル (Amazon)(楽天)
しかけ絵本なので楽しいです。__の中、___の下、など位置表現を、楽しく学び復習できます。「〜かな?」という表現にも気がつけると思います。
そしてkizclubというサイトでは、この本を自作するためのPDFがダウンロードできるのでキッズ日本語にも楽しく活用できますが、著作権に関してはどうなっているか不明です(イラストは違う感じになっている)。(カラー/白黒)
くまのテディちゃん グレタヤヌスH(Amazon)(楽天)
「Vている」の形、「Vて」の形が何度も何度も出てきます。リズム感がある文章です。「ほらね」「さあ」といって口語で使う表現も自然と覚えられます。服装などの「ている」や「すわっている」など、「状態を表す『ている』」の例が多いです。また、スプーン「で」食べる、コップ「で」飲む、などの助詞への気づきも促せます。
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