日本語にも同音異義語がたくさんあるが、イタリア語にも結構ある。
とツイートしながら調べているといろいろ出てきたので備忘録としてまとめておく。
全てに共通するのは音は似ているが意味は違うということ(同音異義語ですから)。
Omofoni(まったく同じ音だがつづりが違うことがある)
- 2語の発音が1語の単語と同じ音の場合
- アレット(ha letto=読んだ、aletto=翼の縮小辞)
- アポストロフォで繋がった発音が他の言葉の発音と同じになる場合
- レット(letto=ベッド、l'etto=100g)
- ラーゴ(lago=湖、l'ago=針)
- アッローラ(allora=じゃあ、all'ora=毎時)
- ローロ(loro=3人称複数、l'oro=金)
- ラウラ(Laura=女性の名前、l'aura=オーラ)
- チェーコ(cieco=目の不自由な人/ceco=チェコ共和国の国民)
- hが発音されないと言うことで起きるつづり違いの同音語
- アンノ(anno=年、hanno="持つ"の直接法現在3複)
- アイ(ai=前置詞+冠詞、hai="持つ"の直接法現在2単)
- 外国語派生でもある
- ボクス(boxe=ボクシング、box=ガレージ)
Omografi(つづりは同じだがアクセントや発音が違うこともある)
- アクセントが違う
- condomini コンドーミニ (マンションの住人)/condomini コンドミ-ニ (マンション)
Omonimi (同じ音で同じ綴り)
- riso(リーゾ)=米、笑い(どちらも名詞)
- sale (サーレ)=塩(名詞)/のぼる(動詞/直接法現在3単)
- faccia (ファッチャ)=顔(名詞)/する(動詞/接続法現在2/3人称単)
- parte (パルテ)=部分(名詞)/発つ(動詞/直接法現在3単)
- fine (フィーネ)=目的(名詞)/細やかな(形容詞/単数)
- miglio (ミリオ)=粟/マイル(どっちも名詞)
- batteria(バッテリア)=電池/ドラム/セット(どれも名詞)
- tasso(タッソ)=アナグマ、利率(どちらも名詞)
(動詞の活用など合わせると、結構たくさんある。)
がわかりやすい。
同音異義語に関して言えば、OmofoniとOmografiの円が交わるところにOmonimiがあるということになる。
Omografiには綴りは同じだが発音やアクセントが異なるものが含まれるが、日本語でもハシ(箸、橋)のように高低が違うものも同音異義語と言われるのであれば、アクセントが異なるものは同音異義語に入るとも言えるのではないか。ただし、表の中にあるようなrazza (ラッツァ=分類状の種/ラッザ=海の生物エイ)と意味によって発音が変わるものは日本語的に言う同音異義語には入らないかもしれない。
Omofoniで作った文章を検索して見たらこんなのを発見。
Co'loro coloro coloro coll'oro(コローロコローロコローロコッローロ)
Co'loro (彼らと一緒に con loro) coloro (色を塗る colorareの直接法現在一人称単数) coloro (人々を) coll'oro(=con l'oro 金で)
「彼らと一緒に人々に金を塗りつける」みたいな感じですね。
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