みんなでピザを食べました!
日本語教室の打ち上げ会で、学習者のみんなとピザを食べました!
学校などで学年末にみんなで集まって夕食(大抵ピザ🍕)を食べることをCena di fine annoと言います。コロナ禍前には毎年やっていたんですが、当然ながら2020年度末と2021年度末は見送りました。そして2022年度末(日本語教室は5月末までです)に別件のアンケートで「打ち上げ夕食会やりたいですか?」の項目に半数ぐらいの生徒が「はい」と答えたので、やることにしました。とはいえ、結構土壇場だったこと、あまり大勢で集まるのはまだ避けたいということ、大人数の場所確保は難しいということもあり、クラス別に5人から12人のグループにわけて実施しました(私はもちろん全部参加!)。
3年目4年目のクラスは、対面授業を体験しているので、「久しぶり〜(2年ぶり!)」という感じでしたが、1年目2年目のクラス&途中から参加した学習者の人たちは初めての顔合わせとなりました。なんか不思議な感じです。私自身は、入会手続きの際や、面談では対面を希望した場合など、ほとんどの生徒と実際に会っていたので、それほど違和感はありませんでしたが、生徒同士はそうではありません。99%が授業中カメラオフで参加しているため、ほとんど声だけの交流だったので、声や話し方などで「あ〜、いつも答えがわかってるF君ね」「Sさんでしょ、声でわかった」みたいな感じでした。
自己紹介と言っても名前を言う程度(どんな仕事をしてるとか、どこの学校へ行っているなどは話のついでに聞くのがイタリア式です。そう考えると、教科書の導入部分の自己紹介などはイタリア的にはスマートじゃないですね😓)で、あとはいろいろな話題がつきませんでした。
学習者の年代が同じで、学生時代に読んでいた漫画の話題、アニメの話題で盛り上がったり、日本に行ったことがある人たちが、どこに行ったか情報を交換したり、Netflixで何見てるかなどと質問しあったり、おしゃべりは止みません。
都合の関係で例えばレベル2の学習者がレベル3の夕食会に参加するなどの例もいくつかありましたが、真面目にJLPTをどうするかなど話し合ったり、この本がよかったよ、とアドバイスをする風景も見られました。
そして、「対面授業はしないんですか」という私への質問。対面授業だったときの方が真面目に勉強していた、と言う意見があったので、いろいろ聞いてみると授業前のミニテストがあったので、そのためにしっかり復習をしていたようです。簡単なミニテストをKahootやQuizizzなどでやったり、PearDecksの最初のスライドでちょっとした質問をしたりしていたものの、復習していない人が大半で、「なんかあまりやる意味ないな」とあまりやらなくなってしまったのですが、再考の余地ありだな、と私の課題が増えました。テストがやる気の元になっていたのなら、それはそれで利用しないてはありませんから😁。こういうちょっとした意見やヒントも授業時間以外だからこそ出たのかもしれません。
それから、生徒同士での情報交換、親交を深める、と言う意味でこういう集まりは、とても効果が高いと実感しました。知っている人と授業を受けるのと、知らない人の中で授業に参加するというのは、心理的に変わってくると思うので、日本語学習を続ける一つの動機になるのは確かです。
幸い、全オンライン授業にもかかわらず、生徒の90%は地元の人ですので、なんらかの形で交流会を企画するか、Zoomで2次会みたいな集まりができるようにしたいな、と思いました。対面授業に関しては月に1回だけハイブリッド授業という形を試してみようかと考えています。今年度授業に参加した人の中には、対面授業だと参加できない(勤務時間、勤務場所の関係で)も多数いますので、まだまだ試行錯誤は続きます。
コメント
コメントを投稿